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我孫子市

我孫子市の歴史

旧石器時代のものと考えられる痕跡が残されていることから、昔から人が暮らしていた地域であることがわかっています。
江戸時代には水運が盛んな地域で、水戸街道沿いには我孫子宿が存在していたことから周辺地域の交通の要として栄えていました。
時代の移り変わりと共に水運は衰退の一途をたどりましたが、現在ではJR常磐線や成田線が開通して利便性が更にアップしたことから都心のベッドタウンとして発展を続けています。
1970年から市制施行で我孫子市が誕生して現在に至っています。

我孫子市のキャラクター

うなぎがモチーフになっている「手賀沼のうなきちさん」がマスコットキャラクターとして親しまれています。
以前は観光PRキャラクターだったのですが市制45周年を機にしてマスコットキャラクターに昇格しています。
語尾に「うな~」を付けるのが特徴で、天然っぽい性格のキャラクター設定になっています。
市内のイベントなどによく登場しますが、触るとうなぎのぼりになるというご利益があるとされています。

我孫子市のグルメ

我孫子市は昔からうなぎ料理が有名ですが、大正時代に我孫子市で作られていたカレーを現代に蘇らせたものがご当地グルメとして注目されています。
大正時代の頃に白樺派の文人たちが我孫子市に住んでおり、創作活動に勤しんでいたと言われています。
白樺派の中心人物である柳宗悦さんの妻である柳兼子さんが陶芸家であるバーナード・リーチから助言を受けてカレーを作り文人に振舞っていたという話に基づき、当時の文献などを調べて再現されたものです。

兼子さんが作ったカレーの美味しさの秘密は、隠し味に使っている味噌です。
バーナード・リーチがカレーを食べている時にこれに味噌を入れたら美味しくなるだろうと言った一言がきっかけになったそうです。

このエピソードを元にして作られた白樺派のカレーは、国産肉を使い地元の野菜を使用し、指定のカレー粉を使うという決まりがあります。
もちろん隠し味には味噌を入れて、お店で提供する際には指定されたランチョンマットを使用することになっています。
家庭でも気軽に楽しめるレトルトカレーも通販で購入可能です。

我孫子市の観光スポット

我孫子市にはかつて白樺派の文豪が暮らしていたことから、当時の面影を知る邸宅跡が残されています。
船戸には旧武者小路実篤邸、緑には志賀直哉邸宅や嘉納治五郎別荘などの邸宅跡があります。
白樺派に関連する資料を展示している白樺文学館もあり、当時の貴重な資料をご覧いただけます。
当時の文豪は我孫子市でどのような暮らしをしていたのだろうかと思いを馳せながら、素晴らしい作品を改めて見直す機会にもなります。