富津市

富津市の歴史

地名の由来になっているのはヤマトタケルに関連する伝説で、嵐を鎮めるために海に身を投じてしまったヤマトタケルの妃であるオトタチバナヒメの布がこの地に流れ着いたことから、「布流津=ふるつ」と呼ばれて富津という地名になったとされています。
ちなみに袖が流れ着いたとされるのが袖ヶ浦という地名になっており、富津には腰巻きの布が流れ着いたと言われています。

古くは縄文時代のものと見られる遺跡も数多く存在しており、昔から多くの人々が生活していた地域だと考えられています。
平安時代に源頼朝が平家に破れて安房国に行ったとされる伝承も残されています。
1971年には市制施行で富津市が生まれて現在に至っています。

富津市のキャラクター

富津市のキャラクターとして多くの人に親しまれているのが「ふっつん」です。
「ふ」にちなんだエピソードが多く、誕生日は2月2日で、いつも笑顔なのは「ふふふスマイル」と呼ばれています。
ひらがなの「ふ」をモチーフにしているデザインで、大きく手を広げているのはお客様を迎え入れるおもてなしの気持ちを示しています。
頭には富津岬、円の右側には富津市の海岸線が表現されており、市の木である桜の花びらを飾ってワンポイントにしています。

富津市のグルメ

富津市グルメとして有名なのが、はかりめ丼です。
特産品でもあるアナゴの煮物を使った丼のことで、はかりめという言葉は秤のことを意味していますが、富津ではアナゴの別名としても使われています。
アナゴを煮穴子にしてご飯に盛りつけた丼料理で、市内でもいくつかの飲食店で提供されています。

もう一つ忘れてはいけないのが竹岡ラーメンです。
竹岡ラーメンの特徴は醤油ダレに麺を茹でた時に使ったお湯か、ただ沸かしただけのお湯を入れるという点で、スープのだしとして豚骨や野菜などを長時間グツグツ煮込んで作ったりしていません。
醤油ダレはチャーシューの煮汁で、しっかりとチャーシューの旨味が溶け込んでいるのでスープのだしをとっていなくても十分美味しいのです。

富津市の観光スポット

マザー牧場は馬やヤギなどの動物とのふれあいや花の鑑賞、味覚狩りなどを楽しめる牧場のテーマパークとして有名です。
広大な敷地内では様々な楽しみ方ができ、子供から大人まで一日中楽しめる施設として親しまれています。
牧場ならではの手作り体験もできますので、観光の思い出に作っていく方も多いです。

富津市出身の有名人

元モーニング娘。の保田圭さんは富津市の出身で、市から観光親善大使に任命されています。
自身のブログでも富津市のPRを行っており、観光大使としての役割を発揮しています。

また、かつては政界の暴れん坊とも呼ばれたハマコーこと浜田幸一さんも富津市出身でした。