成田市
成田市ってどんなところ?
千葉県の北部中央、下総台地に位置するのが成田市です。
成田山新勝寺や成田国際空港で知られ、業務核都市として指定を受けています。
明治期には宮内庁下総御料牧場が置かれていて、1950年代までは田園都市として知られ、農業と観光の振興を二大施策としていました。
1960年代に入ると、市の南東部に現在の成田国際空港の建設が決まり、1978年に空港が開港したことと高度経済成長により、市の産業・経済構造に非常に大きな変化がもたらされました。
以前は純農村だったのですが、現在は農業人口も減少しており、都市近郊農業型に転換しています。
逆に、空港関係のサービス業など、第三次産業での新たな雇用が生まれたという経緯があります。
成田市のみどころ
成田国際空港と並んで有名な成田山新勝寺は、京成成田駅、JR成田駅から徒歩1分の場所にあります。
とは言え、参道があるのですぐには到着せず、途中にはお土産店が多数並んでいます。
正月の3日間だけで270万人以上、年間では約1000万人以上もの参拝客が訪れる、全国屈指の霊場です。
天慶3年(940年)に宇多天皇の孫である、寛朝大僧正によって開山された真言宗智山派の大本山です。
全国各地に別院や末寺などがあり、全部あわせると65カ寺を有していることになります。
江戸時代から「成田のお不動様」と親しまれ、本尊は弘法大師が開眼したと伝えられている不動明王像です。
広大な境内は約20万平方メートルあり、釈迦堂、額堂、光明堂や仁王門、三重塔が点在していて、これらは全て重要文化財となっています。
釈迦堂は前本堂、光明堂は旧本堂だったため、現在の大本堂から始めて順に巡っていけば、寺の発展の歴史をたどれます。
成田山新勝寺の境内裏に、成田山公園があります。
昭和3年(1928年)に開園し、紅葉や梅の名所として有名です。
敷地面積は約16万5000平方メートルもあり、広大な庭園には3つの池が配され、季節ごとに非常に豊かな風情を感じることができます。
JR滑河駅から無料送迎バスで約10分のところに観光牧場として知られる、成田ゆめ牧場があります。
広大な敷地内で野菜や果物の収穫などを楽しめ、動物とふれあえるのが魅力です。
乳搾り教室が無料で楽しめ、バター作り教室、トラクター遊覧や乗馬などの体験メニューの他、アヒルのレースもあり、見て触れて体験して遊べる場所としてファミリーにも人気が高いです。
通年営業しているオートキャンプ場も併設されています。
営業時間は季節によって変動するため、念のため事前に確認してから行くことをオススメします。
運動の森自然公園 成田エアポートコースは、JR空港第2ビル駅か京成空港第2ビル駅から車で約15分の場所にあり、森の中に約40種類の動物の名前がつけられたアスレチックがあります。
デイキャンプ場、収穫体験農園もあるので1日楽しめます。